また、レム睡眠行動障害の症状が進行すると、寝言やいびき、歯ぎしりなどがひどくなり、怒鳴ったり、叫んだり、悲痛のような奇声やうめき声も出します。そして、レム睡眠行動障害がさらに進行すると、睡眠中に暴力的行動を起こすようになります。
レム睡眠行動障害の症状は数ヶ月から1年ぐらいで進行するといわれています。レム睡眠行動障害の兆候が現れていたら早めに対処することが大切です。
また、レム睡眠行動障害は50歳代以上の高齢者で、特に男性に多い病気ですが、レム睡眠行動障害は痴呆や夜間せん妄などと間違えられることもあります。睡眠中にレム睡眠行動障害が発生しているときに目覚めると、それまでの夢と現実をしっかり区別することができるため、痴呆などとはまったく異なる病気であると確認することが出来ます。
レム睡眠行動障害の症状が、日常生活の中ではっきり現れると確認できた場合は、レム睡眠行動障害の症状が出ている方の寝室内には、壊れやすい物やぶつかって怪我をしそうなものを置かないようにして、危ないものは速やかに片付けておきましょう。レム睡眠行動障害にはこうした予防処置が必要です。また、レム睡眠行動障害の症状が出ている方がベッドで就寝している場合は、転落の危険性が高く怪我をしやすいので、ベッドではなく床に引いた布団で寝るようにしましょう。